cЯоWи +。'*

「おっはよぉございまーす」

しばらくして今度は杏が入ってきた

「杏ちゃ…

「ねぇ~陣♪」

彼方先輩のスキンシップをするりとかわし陣のところに小走りで向かう杏

彼方先輩が切なげにたたずんでいる

「彼方さん 仕事したほうが……いいと思いますわ」

「うん」

そんな先輩を見かねて千歳さんがさりげなくフォローする

「冴慧ぇ♪おはっ」

「おはよぉ」

杏がいつの間にかあたしの前にいた

「林間楽しかったねぇ♪今日もまだ興奮してて寝れなかったのぉー前日もだから今日でもう4日近く寝てなぁい」

「…本当に?それにしてはめっちゃ元気じゃん」

「あたしは元気だけが取りえだからねぇ」

杏は短い髪を耳にかけ直しながら言った

爽やかで 誰にでも優しくて…
きっとこういう子がもてるんだろうなぁって思う

「そおいえば龍!!あんた3組の菜月ちゃんに呼び出されてたでしょ?あたし見ちゃったんだけど」

「まぁな…」

「告られたんでしょ?すごいねぇ 付き合うの?」

「……杏 プライバシィの権利と黙秘権ってのがあるでしょが」

あたしはいてもたってもいられなくなり2人の会話に割り込んだ

杏の短所は
いいたいことをずばずば言い過ぎ…ってことかな?
< 50 / 215 >

この作品をシェア

pagetop