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「彼方先輩 冴慧連れてきましたよ」
「おしっようやく全員揃ったな」
部屋に入ってみるとすでに8人全員が揃っていた
みんななんで呼ばれたかわからない様子で彼方先輩が口を開くのを待っている
「じゃあ話すな 夏休み恒例行事っていったら花火大会じゃん?」
にこにこしながら話す彼方先輩
「今年の花火大会は…役員で行くから♪みんな予定入れちゃダメだよ」
「ぇえ?!なんでだよ…」
反論したのは予想外の龍だった
「まじ面倒だし なんで休みにまで生徒会強制されなきゃいけねぇんだよ…」
そういうと舌打ちをした
「龍~そんなこと言っていいのかにゃ?」
彼方先輩は怯むことなく怪しげな言葉を呟いた
「………はぁ?」
「俺はお前らのことはなんでもおみとおしだよ 林間での出来事も勿論ね…龍~校内放送で流されたいのぉ?」
先輩が言っているのは恐らくなっちゃんのこと
…変態生徒会長恐るべし
龍はそれを聞いて大人しくなった
「すみません会長…ぜひぜひ俺も参加させてください」
「よしよし 龍はいい子だにゃ みんなももちのろんで参加するよな?」
ここで逆らう人はいない
絶対に……
「なんか楽しそうだしいいかな♪」
「俺も…」