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久しぶりにあって第一声がそれ?

あたしは不満そうな顔をした

「ねぇねぇ陣~あたしはどう?似合ってる?」

杏が陣に猛アピールし始めた

「あぁ…」

陣はにっこりと笑う

「何?あたしの時の反応と違いすぎるじゃない 馬鹿」

「お前と比べられるわけねぇだろが 格が違うんだよ」

むかつくぅ……

「まぁまぁ せっかくの花火大会なんですから冴慧さんも陣さんもそれくらいにしといてください」

睨み合うあたしたちの間に千歳さんが割り込んだ

「……陣なんか大嫌い」

「俺だって冴慧のことなんか嫌いだ」


「なんでもいいから那智探してこい まだ来てねぇし電話繋がんねぇ」

そんなあたしたちにいきなり彼方先輩が言い放った

「「こんなやつと2人で行くんですか?」」

あたしと陣はお互い指をさしながら言った

「これは会長命令だよん♪」

「……。」

「俺ら花火見る場所確保しとくからできるだけ早く帰ってこいよ」

「はい……」

「しゃあねぇな」

「千歳っ 地図持ってるよな?」

「はい 準備してありますわ」

千歳さん
あまりにも準備がよすぎじゃないですか……?

なんとなく不信感を抱きつつ
あたしと陣は彼方先輩に渡された地図を頼りに歩き始めた


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