cЯоWи +。'*


「方角獣もしくは四神ってご存知ですか?」

「なんですか?」


千歳さんはふんわりと笑った


「ご存知なくて?4つの方角を守る神獣のことですわ」


何それ


「北は玄武 南は朱雀 東は青龍 西は白虎ですの」


あたしはもう一度紙に視線を落とす

もしかしたら名前と関係あるのかな

しっくりこない

千歳さんは呆れたような顔をした


「簡単に言うとあたくしは玄武の亀 杏さんは朱雀の鳥 龍之助さんは青龍の龍 雅妬さんは白虎の虎ですの」

「……本当だ」


そこまで言われてようやくわかった


「これがあたくしたち生徒会の特徴ですの ね?彼方さん?」

「そうゆうこと丁寧な説明ご苦労さん」


会長さんが頷く


「とりま 解散でよくね?授業はじまっちまうよ」


陣がエナメルを担ぎ上げた


「そおだね♪冴慧~あたし1組だからまた遊ぼうね」


杏が手を振りながら部屋を後にした


「じゃあまた」

「帰りも来いよな冴慧ちゃん」

「はぁい」


会長さんに渋々返事をしてあたしも陣達の後を追いかけようとした


「自力で帰れっての?」


まだ教室の位置把握してないのにぃ



< 8 / 215 >

この作品をシェア

pagetop