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「そうか?あいつの名前は谷塚 鈴梛【ヤツカ レイナ】通称ブス」
「ブスとか言うな馬鹿彼方っ」
教室の中から鈴梛先輩の声が聞こえる
「地獄耳みたいですね……2人は付き合ってるんですか?」
「はぁ?ないない」
あたしは彼方先輩が見せた動揺を見逃さなかった
「ふーん」
なんか彼方先輩……陣に似てるなぁ
素直じゃないとことか…
「で 話しってなんですか?」
あたしは思いだしたかのように聞いた
「あっ忘れてた」
彼方先輩は思い出したかのように答えた
「冴慧ちゃんと同じクラスの綾瀬波美ちゃんが……
「そのことなら波美から聞いてます」
あたしは先輩の言葉を途中で遮った
「そっか 情報早いなぁ……で冴慧ちゃんはどうしたいの?」
「……。」
「こういう場合 先に役員になったほうが決定権を握ってるわけ 続けるもよし 退くもよし」
「あたし……どうしたらいいんでしょう」
俯いて消えそうなくらいの小さな声で彼方先輩に問いかけた
「決めるのは俺じゃない 那智でも陣でも綾瀬波美ちゃんでもない
冴慧ちゃん自身なんだぜ?」
突き放すような言い方
だけどそこには彼方先輩の精一杯の気遣いが含まれていることをあたしは知っていた
「ブスとか言うな馬鹿彼方っ」
教室の中から鈴梛先輩の声が聞こえる
「地獄耳みたいですね……2人は付き合ってるんですか?」
「はぁ?ないない」
あたしは彼方先輩が見せた動揺を見逃さなかった
「ふーん」
なんか彼方先輩……陣に似てるなぁ
素直じゃないとことか…
「で 話しってなんですか?」
あたしは思いだしたかのように聞いた
「あっ忘れてた」
彼方先輩は思い出したかのように答えた
「冴慧ちゃんと同じクラスの綾瀬波美ちゃんが……
「そのことなら波美から聞いてます」
あたしは先輩の言葉を途中で遮った
「そっか 情報早いなぁ……で冴慧ちゃんはどうしたいの?」
「……。」
「こういう場合 先に役員になったほうが決定権を握ってるわけ 続けるもよし 退くもよし」
「あたし……どうしたらいいんでしょう」
俯いて消えそうなくらいの小さな声で彼方先輩に問いかけた
「決めるのは俺じゃない 那智でも陣でも綾瀬波美ちゃんでもない
冴慧ちゃん自身なんだぜ?」
突き放すような言い方
だけどそこには彼方先輩の精一杯の気遣いが含まれていることをあたしは知っていた