Miracle ・・・
ガードレール
いつも

僕たちを見守ってる

あのガードレール。


僕たちが子供のとき・・・


あんなに白くて大きなものだったのに・・


いまでは

こんなに茶色くなって、

こんなに小さく思える。


あれから

僕たちは

いったい何のために生きてきたのだろう?

ガードレール

いじめられて

怒られて、


でも、ガードレールだけは

僕を見守ってくれていた。


愚痴られて

侮辱されて


でも、

・・・・

それでも

ガードレールだけは僕の見方だった。


いつもの帰り道・・


いつもあった

ガードレール

が消えていた。


次の日・・


ガードレールは

新しくなって

また、

僕の目の前に現れた。


3年後

だんだんと、茶色になっていく・・・


そして、


だんだんと、小さく思えてくる。




たった


たった

それだけのことに、


僕は幸せを感じていた。

< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop