Love 4 U
フフッ!!

そんな彼の姿を見て、思わず噴き出してしまった。


「な、なんだよ~」

「別に…。意外に真面目なんだなって思って…」
フフっと、私は笑った。


「意外ってなんだよっ!」
薄明かりでも分かる、彼の真っ赤になって照れた顔。


私は笑いながら
「別にぃ~」
と、また言った。


「あっ!それ、すっげぇ~傷付く…」

「ウソ。ウソ。ごめん…」
私は、笑って謝った。

彼もつられて笑った。

そしてまた、二人で笑った。




「じゃ、行くか?」
彼が立ち上がる。


うん。と頷き、私も立ち上がり彼の後を追う様にして歩いた。





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