Love 4 U
「もういいんだ。全てのモノに認められようとして、一生懸命頑張り過ぎなくても、もういいんだ。一人で頑張り過ぎたから、認められない自分に嫌気がさして、生きてる意味を見失ったんじゃないのか?それなら、もういいんだよ。ユリア」


リョウの言う通りだった。
全くその通りだ。
頑張っても頑張っても認められない。
どんなにもがいても苦しんでも、誰にも届かない、伝わらない、響かない。

だからといって、社会に反発する勇気も、私にはない。

そんな自分に嫌気がさして、命を絶って自分を認めて貰おうと、卑怯なやり方しか思い付かなかった。

私は卑怯だ。

卑怯な人間だ。


逃げるよりも、卑怯だ…。


私は…






< 50 / 65 >

この作品をシェア

pagetop