Love 4 U

「今すぐ答えを出さなくてもいい。ゆっくりでもいい。考えてくれ」

「でも…もう、私には…」
― 私には…？

その後の言葉が続かない。
何を言おうとしたのか。
何を言いたいのか。
分からなくなっていた。


戸惑う私に、リョウが話し続ける。

「まだ、全ての人間に認められたい？まだ、この世の人達に反発しながら生きていたい？それって、辛くない？それこそが、終わりのない旅だよ。生き地獄みたいなものだ。死んだって、ラクになんかならない。もしかしたら、死んでからの方がもっと苦しむかもしれない。それでも、まだ死にたいと思うの？」

「そんな理屈、言わないで。別に、ラクになりたくて死ぬんじゃない。ラクになりたくて…死ぬんじゃ…」
― 本当は、本当は生きたい…。
でも、もう一人の自分がそれを許さない。
許してはくれない…


生きる執着より死への執着が、今の私には勝っている。


それをどうしたらイイ？

どうしたらイイの？