100万本のチューリップ(短編)
「…っ!? はぁ…はぁ…。」

淳は何かに怯えたように目が覚めた。

辺りを見回すと、確かにそこは自分の部屋。

熱帯夜でもないのに

体中が汗でびっしょりと濡れている。

淳は、汗を流すためシャワーを浴びた後、部屋に戻り時計を見ると

まだ早朝5時。


カーテンを開け、外を見ると、人なんか居なくて、とても静かだった。

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