100万本のチューリップ(短編)
淳はシャワーを浴び、ソファに座り冷たい水を一気に飲み干した。

この時
朝6時だった。

テレビを付けると、天気予報が流れてた。


すると突然…


ピリリリリッ…


携帯が鳴っている。


こんな朝早くから一体…


淳は携帯を手にすると、それは和也からの電話だった。



「もしもし?」

『淳おはよ!』


和也は朝起きるのが苦手だ。

なのになぜこんな朝早くに電話なんで…?


『今日学校休みだろ?どっか行く予定ある?無かったらちょっと付き合ってくんない?』

「…和也…お前…」

『いや、昨日疲れて夜9時に寝ちゃったのよ!そしたらこんな6時に目覚めてさぁ!だからと言ってする事ねぇし。朝から散歩とか爽やかだろ?』


和也は笑いながら話した。

淳は、ありがとうと素直に礼を言い、出かける支度をした。


なぜ和也がこんな朝早く起きて淳に電話をしたのか…

聞かなくても分かる。




親友を心から心配しての事だった。

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