100万本のチューリップ(短編)
淳は、何かを考える余裕なんて無かった。

顔をハッキリ見たわけじゃないが

人間違いな気は全くしなかった。



少女は 街角を曲がる。



淳も少し遅れて角を曲がる





…が、その先には白いワンピースの少女はどこにも居なかった。



目の前にあったのは
小さな花屋。

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