100万本のチューリップ(短編)
「すみません!ここに白いワンピースを着た女の子来ませんでしたか?」

淳が花屋の店員に聞くが、首を横に振っただけだった。


淳が諦めて店を出ようとすると

出入り口の所に
真っ赤なチューリップが飾られていた…。


淳は黙ってチューリップを見つめ

何かに惹かれていくかのようにチューリップに顔を近付けてく…



ボーっとチューリップに見とれ、意識が薄れそうになったその時…



「……っ!!」


後ろから思いっ切り肩を掴まれた。
< 24 / 52 >

この作品をシェア

pagetop