100万本のチューリップ(短編)
和也は部屋を飛び出した。

『…淳!?』

建物の中を一通り見たが、淳はいなかった。

『どうした?』


和也の声を聞いた管理人が目を覚まし、部屋から出てきた。


『淳が…居ない。』

『…外か…っ!?』


危険を感じた和也と老人は、外へと飛び出した。


『……っ!』


昼間は晴天だったが

この時の天気は酷く荒れていた。

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