100万本のチューリップ(短編)
「……。」

淳はしばらく少女を見つめた。

細くて小柄な少女

長い髪

悲しそうな瞳


綺麗な


少女だった。


出来れば彼女を
救ってあげたい。


幸せになって欲しい。


でも


でも…

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