100万本のチューリップ(短編)

光の形

その日の夜も

その次の夜も

その次の次の夜も

淳は夢を見続けた。

場所は全く同じ。

足元に咲く数え切れないチューリップと

白い光。

ただ

夢を見れば見るほど

その光の形は

徐々にはっきりとしてきて



…そぅ



まるで少女のような



形に変わりつつあった…

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