空色くれよん
空くんの家。

「すまない、散らかっていて。
妻と離婚してから掃除をする暇が
全くなくてね。」

空くんのお父さん、
もとい佐倉 翔(かける)さんは、
空くんを布団に寝かせた後、
私をリビングに案内した。

「いえ、私なら大丈夫です。」

私は翔さんが少し片づけてくれた
ソファに腰掛けながら言った。

「ちょっと待っててくれるかな。
軽く何か作るから。」

「あ、手伝います!」

「いいから、座ってて。」

「…はい、分かりました。」

私は大人しく待っていることにした。



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