空色くれよん
お店を出て、公園を少し歩く。

翔さんが言った。

「今日、君を誘ったのは
もうひとつ理由があってね。」

「なんですか?」

「…その、なんだ。
僕はどうも遥香先生のことが
好きみたいだ。」

(…え?)

「ええええええええええ!?」

公園の真ん中で思わず
大声を上げてしまった。

嬉しいやら、信じられないやら
恥ずかしいやら…
いろんな気持ちが頭の中を
ぐるぐる駆け巡っていた。
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