空色くれよん
夕方。

洗濯物を中に入れていたら
翔さんが帰ってきた。

「ただいま。」

「おかえりなさい。
お仕事お疲れ様です。」

「君こそ大変だっただろう?
空は?」

「お部屋でお休み中よ。」

「そうか。
ありがとう、いろいろ。」

「いいえ。
私はあの子の母親…
って、今回のことで
堂々と言える自信
なくしちゃったかも。」

「どうして?
君は一生懸命
よくやっていると思うけど。」
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