空色くれよん
私は手紙をびりびりに破いて
ゴミ箱に捨てた。

そして何事もなかったように
家事を進めた。

(大丈夫、いざとなったら
翔さんが守ってくれる。)

私が動揺してはいけない。

それこそ相手の思う壺だ。
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