空色くれよん
しばらく寝ていて、
園長に起こされた
わたしの前に出てきたのは
温かい卵がゆ。
あとすりおろしりんご。
何となく、子供の頃を思い出した。
あの頃はまだ母親も生きていて
よく熱を出すと作ってくれたっけ。
「さぁ、どうぞ。
熱いから少し冷ましてね。」
「ありがとうございます。」
一口、冷ましてから
口に運ぶ。
「おいしいです。」
「そう、良かった。
空くんも帰ってきたから
あの子達のご飯も作っておくわね。
早く、良くなって
復帰できるように祈っておくわ。」
「はい、すみません、何から何まで…。」
「いいのよ。
それじゃあね。」
園長は部屋を出ていった。
園長に起こされた
わたしの前に出てきたのは
温かい卵がゆ。
あとすりおろしりんご。
何となく、子供の頃を思い出した。
あの頃はまだ母親も生きていて
よく熱を出すと作ってくれたっけ。
「さぁ、どうぞ。
熱いから少し冷ましてね。」
「ありがとうございます。」
一口、冷ましてから
口に運ぶ。
「おいしいです。」
「そう、良かった。
空くんも帰ってきたから
あの子達のご飯も作っておくわね。
早く、良くなって
復帰できるように祈っておくわ。」
「はい、すみません、何から何まで…。」
「いいのよ。
それじゃあね。」
園長は部屋を出ていった。