CoNVENiENCE#STORE

「…―はっ」

不意に、権藤和臣は笑いをこぼす。

それを少女は相変わらず無表情のまま、黙ってみている。


「それが、証拠品だっていう保証はあるのか?」


「今言ったことは間違いなく本当。

…だけどそれを証明するものはない」


権藤和臣は両手を広げて言った。


「はっ。話にならないなぁ」


ニタニタと笑いが込み上げる。


…まったく、変な夢だ。

馬鹿馬鹿しい。



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