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柴田篤はその重みを感じつつ、ついため息をこぼした。


実際に、弁当が重いわけではない。


重たいのは、啓子の気持ち―…。


一生懸命、柴田篤の為に家事をこなし、いつもニコニコと笑っていてくれる。

つまらない話でも、仕事の愚痴でもちゃんと聞いてくれる。


だけど。




その気持ちがウザイ。



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