CoNVENiENCE#STORE

毎朝早起きして、自分の為に一生懸命作ってくれる弁当。


毎朝玄関で、笑顔で渡してくれる。


それを、やめてくれとは言えなかった。


けれど、いい加減やめてほしい。


正直、迷惑だった。



そうはっきり認識してしまった時―…。


柴田篤の中で、啓子が自分に向けてくる気持ちや愛情が、全て重たく感じられた。



< 127 / 153 >

この作品をシェア

pagetop