CoNVENiENCE#STORE
「はぁ、今日は何を食べようか…」
児童公園までの道程を、柴田篤は肩を落として歩く。
結局、選択したのは弁当を食べずに捨てること。
その為に、わざわざ会社から離れたこんな場所まで来ているのだった。
また、捨てなければならないと思うと、心がちくりと痛む。
それでも、いつも途中で買い物をするコンビニに並べられた弁当を見ると
「旨そう!食べたい!」
という衝動に駆られ、思うままに買っているのだった。