CoNVENiENCE#STORE

「時間ももったいないし、行くか…」


柴田篤は立ち上がる。


しかしそれは、突然起こった。




「…なんだ?」


空腹で目が回ったのかと思うほど、視界がぐにゃりと歪む。


それから、魚眼レンズを通したような映像が一瞬ぐるりと回って、耐え切れずに目を閉じた。



暗転した中で、最後に聞こえたのは、ひどく乾いたベルの音だった……。



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