CoNVENiENCE#STORE
辿り着いた場所には、たくさんの食べ物が並べてあった。
プラスチックの容器に入った弁当。
フィルムに包まれたおにぎり、サンドイッチ。
少し離れた棚にはカップ麺や菓子類が並んでいて、そこらのコンビニと、品揃えは何ら変わらなかった。
「…あ…おにぎり食べたい…」
柴田篤は手を伸ばし、海苔で巻かれたおにぎりを取ろうとする。
しかし、指先が触れる前に手を止めた。
…ここはどこなんだ?