CoNVENiENCE#STORE

「…ここはコンビニ…」



柴田篤の疑問に応えるように、棚の向こう側から低い声が響いた。


「え?」


驚いた柴田篤は、棚の裏側に回り込む。


その棚にもたくさんの弁当が並んでいた。



その先に、ぽつんと立つ、白いワンピースを纏った少女。


まだ幼い身体に似付かわしくない白い髪と、白い肌が今にもこの空間に溶け込んでしまいそうな、そんな感じだった。



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