CoNVENiENCE#STORE

「…要らないの?」


まったく表情をつくらないまま、少女が柴田篤に問い掛けた。


「………」


柴田篤は迷う。

何か、ここのモノを手にしてはいけないような気がする。



だけど。


ちらり、と横目で見た弁当はどれも美味しそうだった。


気持ちとは裏腹に、身体が反応して唾液が溢れる。



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