CoNVENiENCE#STORE

…―。

「あー…、くそっ」


ポケットに突っこんだ手でライターをいじりながら、時任渉は足早に路地を抜ける。


無意識に歩き回るうちに、繁華街の裏路地に入っていたようだった。


あまり夜遅くなると、明日の仕事中に欠伸が出る。

欠伸が出れば、また上司が怒鳴る。


…もううんざりだッ。



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