CoNVENiENCE#STORE

白い壁と、白い天井、白いモノばかり並ぶ棚が、目の前に規則正しく並ぶ。

唯一、足下、床だけは白と黒の市松模様でデザインされている。


「どこだ、ここ?」

時任渉はぐるりと辺りを見回すが、目に映るのは同じ。

出口も入り口も、窓もない。


「なんで?」

今まで薄暗い路地を歩いていたはずなのに。



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