CoNVENiENCE#STORE
真っ白い壁と天井と商品に、白と黒の市松模様の床。
そこにたたずむ、一人の少女。
ここは『コンビニ』。
少女はこの場所の白い番人 ユノ。
白い少女は無表情に、手のひらに置かれたライターを見る。
緑色の、安っぽいライターだ。
「煙草の対価は確かに。
…火をつけたい、すべて燃やしたいというあの男の欲望は確かにいただいた」
ユノはつまらなそうにライターを握り締める。
次の瞬間、ライターは開いたユノの手のひらの上で、青い焔となって消えていった。