CoNVENiENCE#STORE

「めずらしい」

少女は、無表情に呟くと、音のした方に向かって真っ直ぐに歩き始める。

普通のコンビニでも客足が遠のく時間帯。

元々客足の多くないこの店では、この時間の来客はめずらしい。

しかし、客は客。


欲望と引き換えに、望みのものを与えるのがこの店の姿。

望むものがあれば、どんな客でも厭わない。


そしてその客の相手をするのが、銀髪の少女。

白い番人 ユノである。




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