CoNVENiENCE#STORE

ひたひたひた…。

素足が床につく足音だけが響く。


「…?」


しかし、どうにもおかしい。

歩けども、一向に客の姿が見当たらない。



「客はどこ?」

少女は思わず呟く。



来客を知らせるためのドアベルは間違いなく鳴った。

では、客が店内にいなければならない。

しかし、どこを見ても客の姿が見当たらない。



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