CoNVENiENCE#STORE

それから少女は、肩に乗る黒猫の方を横目で見ながらいつもの調子で言った。



「ここは、冷たい場所。

貴方が求めるやさしさやぬくもりは置いてない。


それでもいいの?」



少女の問い掛けに、答える声はない。


ただ、小さな規則正しい寝息が聞こえてくるばかりだった。



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