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「証拠は、無いのか―…」
権藤和臣が呟いた言葉全てが、闇に吸い込まれたとき。
「…あるよ」
闇の先から、低く響く声が聞こえる。
…ぐるり。
声がした瞬間、突然、権藤和臣の視界が回った。
まるで、魚眼レンズを透したような映像が脳に流れ込む。
…発作か!?
ぐにゃり、と足元から倒れそうになるところをなんとか堪えて踏張る。
…それから、権藤和臣が落ち着きを取り戻すと、辺りは白い空間に変わっていた。