CoNVENiENCE#STORE

少女は相変わらず、無表情のまま権藤和臣を見つめている。

勿論、権藤和臣の問い掛けにも答えていない。


互いに無言の時間が過ぎる中、権藤和臣は質問をかえてみた。


「…な、なぁ、お嬢ちゃん。
ここがどこだか知ってるかい?」



「……」


少女からの返事はない…。

…耳が聞こえないのか?

権藤和臣は、この白い少女と会話することを諦めようとした。


その時。



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