不良な叔父と強気な姪
風都がソファーに座ると、その隣に座っていた友達もタバコを吸い出した。
「そこのお前もタバコは吸うな」
「…」
タバコをくわえながらポカンとこっちを見る。
――なんだ?
「君さー1つ聞いていい?」
急に真面目な顔をしだした。
「なに?」
「俺らのこと怖くないの?」
真面目な顔をし、なにを言うのかと思ったら、そんなこと。
「全然」
そう言うと、唖然とした顔をする風都の友達。
「なんで?」
「面白い顔して、面白い格好して、面白い事言うから」
そのあとしばらく沈黙があり、「そうですか」と言われた。
――何か変なこと言ったかな?
そんなことを思い首を傾げながら、苦笑いをしている二人に視線を向けた。