不良な叔父と強気な姪
「それじゃあ、あたし帰るね」
授業終了のチャイムが鳴り、風都にそう言いドアの方に向かう。
「えー帰っちゃうのー?」
「一緒にお昼食べようよ」
「そうそう、風都との関係も聞きたいしー」
風都の友達に、引き止められたが、「家で用意しているから」と、何とか学校から抜け出せた。
「ふー、疲れた。行きも大変だったけど、学校も大変だった。」
でも風都の友達ってみんな、おもしろそうな人ばっかだな。