不良な叔父と強気な姪
皆とはちょっと違う注意
小学生に喧嘩!?
美夜side
あれから一週間たった橋倉家。
いつもと何も変わってはいないが…。
「何か日に日に人増えてない?」
風都が家に連れて来るお友達が、日が立つに連れ増えている。
最初は多くて5人だったのに、今では軽く15人はいると思う。
「そうか?」
呑気にお酒を飲みながら皆と笑いあっている風都。
もう何本も空き缶が辺りに散らばっている。
――飲み過ぎでしょ。
はぁ…とため息を着いて、空き缶を拾いキッチンに持っていく。
「あら、ありがとう」
料理をしていた美果子さんが、空き缶処理をしているあたしの頭を撫でながら言う。
「ううん。手伝うよ?」
「ありがとう。じゃあこれ風都んとこ持って行ってくれる?」
渡されたお皿を持ち、さっき離れた風都達の元に運ぶ。