桜の木の下で -2-
▼ 第1章
19:00 先輩の家
「ご飯出来ましたよーっ」
お腹を空かせて待っていた先輩の前に、料理を置く。
「お!めっちゃ美味しそう!」
そう言って先輩は目を輝かせた。
「えへへっ!頑張りましたっ!」
喜んでもらえて良かった……
今日の夕食は煮込みハンバーグとコンソメスープ、そしてサラダ。
先輩が手を合わせて待っているので、わたしは慌ててエプロンを取り、先輩の向かい側に座った。
「よしっ!いただきます!」
「いただきますっ!」
はむっ、とハンバーグにかぶり付いた先輩。美味しいかな…?