桜の木の下で -2-




……恥ずかしい言い合いを終え、お互い息を整える。



ちらっと先輩を見ると顔が真っ赤だった。



「先輩、顔真っ赤!」



ふふっと笑うと、お前も真っ赤だろ!と笑われた。



「先輩ほどじゃないと思いますけどねっ」



「いや、俺以上だと思う」



「いや!先輩の方が……って…きりないですね」



「ふっ、そうだね」



笑いあいながら、少し冷めたハンバーグを食べた。



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