-過去-

いつだったか‥‥




あれは‥‥六月の梅雨の頃



雨降る中‥‥




白い花を見てる人が居た‥‥




雨の中俺はただぼっーとその人を見ていた




普通は「何をしているんだ‥‥??」などと思うのがあたりまえなのに‥‥




俺は余りにもその人とその人が見ている花が綺麗過ぎてただただ見とれてるだけだった‥‥




その人が俺に気づき笑みを零した




俺は「何しているの??」と聞いた




その人は「なんだろうね‥‥」と答えた




そして「じゃぁね‥‥バイバイ」と云ってその場から消えた‥‥




俺はその人が見てた花を見た




百合だった‥‥




こんな季節外れになんで百合??と思いながら‥‥




百合の花言葉は‥‥




「無垢」‥‥
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