ティアモ-secondseason-
市大会敗退…。
だが、このチームにはダブルスのカナメが存在した
見栄章介
あらゆる技術戦方を使え、パートナーの実力を
最大限に引き出すことができる
その中でも彼のサーブは全国レベルだ
スッ
白球が高く上がる
「来たな。サーブの匠、見栄」
赤梨がゴクリと唾を呑んだ
シュッ
ピン球に強烈な回転がかかる
赤梨がレシーブの体勢に入った。
(よし…。いける!!)
シュルルルゥ
ラケットの上で白球は踊るように回転する
ポン…ポン…。
11-10
「ナ…ナイスサーブです…。」
これには、塚野も驚いていた
まさか、ここまでのサーブを出せるとは…。
1本リード。
次を取れば勝ちだ。
もちろん、相手ペアは、全力で阻止しに来る