ティアモ-secondseason-


「よう、お前が吉田か??うちの中学の2軍にボロ負けした。」

「だったらどうした??」

新橋は、クスクスと笑った。

「今の力を見せてみろ。ここにいるのはクズばかりだ。
 ましなのはあの2人だけ。」

城島先輩と和原先輩のことか…。

吉田は、新橋の肩をポンと叩き、台へ向かう。

「内木中学校出身の吉田希里太です。」

吉田は低く構える。

「よう、吉田。久しぶりだな。」

吉田は、和原に一礼した。


「ちょっと訊いていい??」

「どうした??」

辻崎が、見下ろす。そこにいたのは帰京だった。

「同じユニフォームってことは、同じ中学校だろ??」

「あぁ。」

辻崎は、腰に手を当てて肩をグルグル回す。

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