ティアモ-secondseason-

「アイツって強いか??」

「いや、俺と吉田は、あんまり変わらない。ただ…。」

「ただ??」

辻崎は、少しの間うつむいていた。

「あいつには、隠された力がある。」



「行くぞ。」

スッ

カコン

白球が俺に向かって飛んでくる。

久しぶりだ。この感じ。

ワクワクする!!

カコーン。

軽快な音が鳴り響いた

バン。

ピン球は、台で跳ねて後ろの壁にぶつかった。


「ほう、なかなかやるな。吉田め。」

新橋が、辺りを見渡す。
そして目を閉じた。



「いっけー!!!」

カコーン!!!

シュルルルル…


「おいおい…もう隠された力か??」

帰京が苦笑いする。

「いいや。あれは、まだ楽しんでいるだけだ…」




スタッ…


パシーンッッ

「そこまで。次!!」
< 9 / 25 >

この作品をシェア

pagetop