レンタル彼氏【修正中】
ご利用?


登録??



何それ……?

あたし覚えがないんだけど。



間違えて送ってきたのかな??



その時、また携帯が震えた。




【着信:南】


今度は電話だ。
しかも南から。きっとまた彼氏のノロケ話だろう。




また長い話を聞かされると思い嫌々携帯に出た。




「もしもし?」



『あ、もしもし要?』



「そうだけど、どうしたの?」



『さっきそっちに出会い系彼氏からメールいかなかった?』



少し声が小さくなった。



「きたけど……なんで?」



『それさぁ……。
あたしが登録したんだ……』




「はぁ!?」




『ご、ごめんっ!』



「ごめんって……勝手に!?」



『だって、要ぐらいだよ?
クラスで彼氏いないの。
だから登録してあげたの』



余計なお世話だ。
しかもあたしだけじゃないと思う。




< 10 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop