レンタル彼氏【修正中】
「要ちゃん!」
電話を切って10分もしないうちに、
悠季君は来た。
「ごめんね、なんか」
「ううん、俺が勝手に来たんだもん」
優しい。
そう思ってしまう。
キュンと、してしまう。
「で、なにがあったの?」
「うん、友達がね、行方不明なんだ」
あたしは南のことを全て話した。
全て聞き終えた悠季君は、
空を仰いで言った。
「一緒に探そう」
「え?」
今度はあたしの顔を見て、
「親友なんだろう??なら、探そうよ!!」
と力強く言った。