先輩とあたし
そんなこと考えてたらドアが開いて、お母さんとタラシ先輩が入ってきた。
健兄がボソッと「俺といい勝負じゃねぇか」って言ってて、雄輔は「俺より全然じゃん」ってナルシスト発言してた。
そんなタラシな兄弟に若干引き気味なあたしは先輩の顔を見ることができなかった。
なんか、見たらあの切れ長の目にまたジッと見られそうで、顔を下に向けたままだった。
「えーっと、今日からお世話になります。新って呼んじゃってください。どーぞよろしく」
なんて軽い挨拶なんだ。なんて思ってたけど男共は気に入った感じで、「よろしくな」とか言ってた。
さっきの発言はなんだよ。
あたしは健兄にあきれてた。
健兄がボソッと「俺といい勝負じゃねぇか」って言ってて、雄輔は「俺より全然じゃん」ってナルシスト発言してた。
そんなタラシな兄弟に若干引き気味なあたしは先輩の顔を見ることができなかった。
なんか、見たらあの切れ長の目にまたジッと見られそうで、顔を下に向けたままだった。
「えーっと、今日からお世話になります。新って呼んじゃってください。どーぞよろしく」
なんて軽い挨拶なんだ。なんて思ってたけど男共は気に入った感じで、「よろしくな」とか言ってた。
さっきの発言はなんだよ。
あたしは健兄にあきれてた。