先輩とあたし


先輩に振り回され気味のあたしはリビングに入った。


「たっだいまー」


お父さん以外揃ってテレビ見てた皆はあたしの声に一斉に振り向いた。

「「「「おかえり」」」」


4人がハモると結構迫力あるんだよなぁ
なんて思ったりして。

「今日は、昨日よりはだいぶ早かったわね。」

「うん…」

「お兄ちゃん心配だ。送り迎えしようか。」

「遠慮しとく」

「姉ちゃんは大丈夫っしょ」

「どうゆう意味だよ」

「葵、うるさい。テレビ見てんだから黙ってて」

「…ごめん」


お姉ちゃんと弟は若干ムカつくけど、まぁいいか。

「ごはん、食べたーい」

「その辺にうどんあるから食べといてー」

なんて適当。
まぁいいか。

うどんを器に入れて、一人ずるずる食べながら、テレビに視線を向けた


すっごくおもしろいバラエティ
弟なんて転げまわってる。ちょっと大丈夫かなって思うぐらい。


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